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     世界で一番広く読まれている医学書はなんだろう?

     100年以上の歴史を持ち、あらゆる分野をカバーし、現在ではネット上でも(日本語でも)読める『メルク・マニュアル』だろうか?

    メルクマニュアル 第18版 日本語版メルクマニュアル 第18版 日本語版
    (2006/12/21)
    Mark H. Beers

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    メルクマニュアル医学百科―最新家庭版メルクマニュアル医学百科―最新家庭版
    (2004/06/14)
    マーク・H. ビアーズ

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     いや、悪い本ではないが、あれは医者と薬とその他さまざまな医療資源とが、たくさんある「先進国」でしか役に立たない。

     世界の大部分は、いまも医者も薬もその他さまざまな医療資源も「ない」に等しい状況にある。
     だから、世界で一番広く読まれている医学書はWTINDと略称される次のハンドブックだ。

     Where There Is No Doctor: A Village Health Care Handbook
    (医者のいない場所で:村の健康管理ハンドブック)

    Where There Is No Doctor: A Village Health Care HandbookWhere There Is No Doctor: A Village Health Care Handbook
    (1992/05)
    David Werner

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    ペーパーバック版を電子書店等で購入可能だが、
    オンライン版として次のサイトがある。
    http://www.healthwrights.org/books/WTINDonline.htm


     この英語のハンドブックは、1977 年にスペイン語版<Donde No Hay Doctor>の改訂翻訳版として出版された。

     「無料または実費で配布すること、利益を得ないことを条件」に「さしえも含めて、どの部分であれ、著者や出版社の許可なしに、コピーしたり、増刷したり、地域の実情に合うように改作したりしてかまわない」とされ、現在、80以上の言語(スペイン語、英語、フランス語、アラビア語、ヒンズー語、インドネシア語、スペイン語、ネパール語、ロシア語、ウズベク語、イタリア語があり、各地の実情に合うように作られたものとしてアイマラ語、ベンガリ語、中国語、クレオール語、ダーリ語、ドイツ語、カンナダ語、朝鮮語、ラオ語、マラータ語、ポルトガル語、パシュトゥ語、ケチュア語、シュアル語、シンド語、シンハリ語、タミル語、タイ語、チグレ語、チグリナ語、ツワナ語、ウルドゥ語などがある)に翻訳されている。

     病気や健康問題を調べるには、
     1.まず本の末尾のイエローページ(索引)を見て
     2.必要なら目次の項目も見ること

     この本の中で意味の分からない用語に出会ったら
     3.本の後ろの方にあるブルーページ(用語集)を見ること

     そして、どんな薬でも使用する前には、
     4.本のはじめのほうにあるグリーンページを必ず調べて、薬の使用方法、投与量、危険性、予防措置
     5.薬の一覧表と索引はグリーンページの最初にある

     6.最初のブラウンページに村のヘルスワーカー向けの助言がある。


     この本の日本語版(翻訳:河田いこひ)は、上記の非営利原則に基づいて、以下のページに公開されている。

    医者のいないところで
     http://irohira.web.fc2.com/wndoc/index.htm






     
     普通の漢和辞典は部首引きで、つまり漢字を「偏」で分類して配列している。

     手偏なら手に関係あるものが集まるから、関係のある文字が集まって便利がいいだろうと思う人がいるかもしれないが、実は同じ「旁」を持つものを集めた方がわかりやすい点が多い。

     漢字のでき方を大きく4つに分けると「象形」「指示」「会意」「形声」となるが、このうち「形声」に分類される漢字が一番多い。
    「形声」とは、一言で言うと、意味を表す部分「意符」と音を表す部分「音符」(声符)とから成り立つ漢字である。
     これらを念頭に置くと、

    (1)
     まず「音符」(声符)は、部首でない部分であることが多い。
     なんとなれば、部首とは意味による分類であり、これは偏による分類であるからである。
     つまり、偏が「意符」を担い、それ以外の部分(つまり「旁」と呼ばれる部分)が、「音符」(声符)を担うことが多い。
     ぶっちゃけ、「旁」にあたる部分が同じならば、漢字の読みは同じか、もしくは似ていることが多い。

    (2) 
     そして「旁」にあたる部分が同じ漢字は、語源を同じくすることが多い。
     むしろ「偏」に当たる部分を後から付け足して、元の文字から派生してできた、と考える方が理解しやすい。

    (3)
     最後に「偏」と「旁」も、それぞれ他の文字を形を共通する部分である。つまり「偏」でなく「旁」に焦点をあてても、形の共通性による分類が可能である。
     むしろ「偏」で分類した場合、同じ「偏」でまとめられる文字が多すぎるきらいがある。というのは、カテゴリーの数が小さくて済むように「偏」でまとめる方法が採用されている訳で、カテゴリーの数が少なければ、1つのカテゴリーに含まれる文字の数は当然多くなる。
     この傾向は、画数が少ない「偏」において著しい。文字全体の画数からすれば、わずかでしかない「偏」で分類するのだから当然である。
     逆に「旁」で分類すると、カテゴリーの数は増えるが、1つのカテゴリーに含まれる文字の数は少ない。

    (結論)
     「旁」に注目して配列した方が、漢字の「音」と「語源」そして「形」が共通したものが適量ずつ、集まって配列されることになる。

     例を示そう。
     非部首部(部首以外の部分)で分類したネット上の漢字辞典に
    新漢字辞典 http://ksbookshelf.com/DW/Kanji/index.html
    というのがある。

     漢字をgoogleで探しやすいようにリンクを作ってみた

    【中】 [中-口/4] [チュウ/なか] 内部、合う、当たる
     【仲】 [人/6] [チュウ/なか] 四季のそれぞれの真ん中に当たる月
     【冲】 [冫/6] [チュウ/] 深い、和らぐ、幼少
     【沖】 [水/7] [チュウ、ジュウ/おき] 岸から離れた海上、幼い
     【狆】 [犬/7] [チュウ/ちん] 小さな犬の一種
     【忠】 [心/8] [チュウ/] 真心を尽すこと


     「仲」は人偏、「冲」は、にすい、「沖」はさんずい、狆は……(以下略)は、それぞれ異なる偏を持っているから、違う部首に分類されて、普通の漢和辞典では「離ればなれ」である。しかし、
    (1)これらの文字は、「チュウ」という、共通した「音(読み)」を持っている。
    (2)どの語源説をとるかはさておき、これらの文字は、「まんなか」「なかみ」といった共通する語源を持っている。
     「仲」は「ひととひとのまんなかにはいって、なかをとりもつ」ことであるし、「冲」「沖」はいずれも「みずのなか」であり、「忠」は「まんなかのこころ=まごころ」を意味し、新漢字辞典には出てないが、「衷」(チュウ)も同様である(衷情は「ほんとうの感情」、衷心は「心の底」、苦衷は「くるしい胸の内」の意味)。




    常用漢字ミラクルマスター辞典常用漢字ミラクルマスター辞典
    (1998/03)
    加納 喜光

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    音符・字源が共通する漢字をまとめ、さらに人間・身体・自然・文化・記号の5カテゴリーに分け、カテゴリー「人間」については、個体発生から老人という時系列順、「身体」は頭から足への古典的解剖学順と、それぞれ意味のグラデーションとなるよう配列を工夫することで、漢字を芋ずる式に学べる辞書。常用漢字の範囲に留まっているのがとても惜しい。しかし小学生から使えるので、最初からこれで学べば、屈強な「漢字使い」が育つかも。


    音と旁のNEW TYPE漢字典音と旁のNEW TYPE漢字典
    (1997/11)
    誤字誤植研究会

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     JIS第一水準、第二水準の計6353字につき音符を見出しに立てて五十音順配列(同一音符でも漢字音が異なると掲載箇所が分断されるがクロスリファレンス表示有り)。変音の規則性による5類別の記載もある。


    大人の漢字 再入門大人の漢字 再入門
    (2007/05)
    宮腰 賢

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     52字の音符について古代文字である甲骨文・金石文・篆書体から浮かぶイメージ・イラストを使って、漢字のルーツを説明、さらにそこから導き出せる漢字を学習できる本。


     君を誰かが呼んでいる。

     振り返ると、クラスメイトの少女が、小さな体をめいっぱい大きくみせるようにして怒ってる。
    「今日は委員会の日でしょ!」
    「……ああ、そうだっけ」
    「もう!どうしてこんなぼんやりした人と!」
     クラス委員をやらなきゃならないのか? と君は彼女が飲み込んだ言葉を推測する。
     確かに「柄」じゃない。小学校では、こんなこと一度も無かったのに。
     面倒という言葉が、君の頭の中を占拠する。
     だが、それが口から漏れたら最後、彼女の怒りは天井を突き破るかもしれない。
     「委員なら、図書委員がよかったな……」
    「だったら立候補すれば良かったじゃない!」
    「立候補も何も、真っ先に指名されてクラス委員に決まってた。他の委員はその後、決めたんだ」
    「だから! クラス委員に指名された時に、他にやりたい委員があるから、って辞退すればよかったんでしょ、まったく!」
    「断るのも、なんか面倒で……」
    「あなたってそういう奴よね!」
     彼女は怒りながらも、悲しげに首を振る。
    「1年の最初のホームルームで、生徒同士まだ顔もよく分からないでしょ! 教師が適当な子を指名するの。よくある話じゃない」
    「そうなんだ」
    「ぶっちゃけ入試の点数でしょ。あなた、入学式で新入生代表も、やってたじゃない」
    「そういうので選ぶの、どうかと思う」
    「今、あたしも、すっごくそう思ってるわ!」
     彼女はそう言い放つと、君の手首をつかんで、ものすごい勢いで歩き出した。

     委員会は、1時間ほどで終わった。
    「ほら、ぼーっとしてないで、帰るわよ!」
    「ああ、うん」
     校門まで来て、君は彼女に別れを告げようとする。
    「ちょっと、あなたの家、そっちじゃないでしょ!」
    「いや、図書館に寄ってから帰るから」
    「図書館って県立の?」
    「うん」
    「いいわ。あたしも今日は特に用事がないし、つきあったげる」
     いや、ごめんこうむる、というセリフが頭に浮かぶ。
     が、君はとっさにセリフを心のゴミ箱に入れ、今日は「断り方」の本でも捜すかな、「809 言語生活」の「809.2 話し方」の辺りかな、コミュニケーションという面なら「361.4 社会心理学」の棚も見た方がいいな、ああ「385.9 礼儀作法」ってこと考えられる、などと思い直す。

     図書館につくと、君は出会う度に図書館員に軽く会釈して、そのまま本棚の間に消えて行く。さして急ぎ足ではなかったが、ここまで着いて来た彼女の方は、そうした君の動きが想像を超えていたらしく、あっけにとられて置いていかれてしまった。
     悲しみとも悔しさともとれる怒りのメーターが振り切れそうになった瞬間、彼女に声をかける者がいた。
     「お嬢さん、彼に代わってお詫びします。どうも本のこととなると周囲に気を配ることを忘れてしまうようです。ですが、彼が誰かを連れてやってきたなんて初めてのことです。あなたを歓迎します」
    「は、はい。えーと、あなたは?」
    「これは、申し遅れました。この図書館で司書をしております」
    と初老の司書は答えた。そしてこう付け加えた。
    「彼の友人です」


     「そうなんですか」
     初老の司書と君が出会った経緯(いきさつ)、君が彼に導かれ、どんな風に本を選び、また読むようになったか、といった話を聞き終えて、彼女はため息をもらした。
    「うちの学校、けっこう厳しいんです。なのに、塾も行ってないっていうし、いつもぼんやりしてるし、でも何でも知ってて、成績だっていいんです。ずっと疑問だったことが解けた気がします」
    「そうですか。彼はどんな学校生活を?」
    「あたしと同じクラス委員です。本人は嫌がってるみたいだけど。あんまり学校は好きじゃないみたい。授業が終わると、今日みたいに委員会がある日でも、そのまま帰ってしまおうとするし……いつも、図書館に来てたんですね」
    「あなたは学校生活を楽しんでいるようにお見受けしますが」
    「え? ええ、多分。いろいろ面倒なこともあるけど、楽しんでます」
    「それはなにより」
     司書と彼女は、並んでレファレンス・カウンターの中に座っていた。
     「いいんですか? その、お仕事中に」
    「かまいません。図書館に来られる方の5%足らずしか、レファレンス・カウンターにやって来られない。優雅な閑職です」
    「とてもそうとは……」
     彼女のいうとおり、レファレンス・カウンターには、彼女が座ってからも、もう何人もの来館者がやって来ている。
     「……なるほど。温泉や噴水などで、ライオンの口からお湯や水が出ている理由ですか? なぜライオンなのか? トラやヒョウではなく、ゾウやカバでもなく。たいへん興味深い。日本で最初に近代的な水道ができたのは横浜ですが、日本最初のその共同水栓が「獅子頭共同栓」と確か呼ばれていたように思います。どう思いますか?」
     司書は、となりの彼女に水を向ける。
    「えーと、あんまり意識したことがなかったけど、確かにあちこちでライオンが水を吐き出してるのを見た気がします」
    「ありとあらゆる、と申し上げることのできる図書館はまだ存在したことがありませんが、この図書館にもかなりの『答え』が眠っています。しかし、彼らは『問い』がないと、眠りから覚めない。『問い』を携えてやって来る方がいてはじめて、私どもレファレンス・ライブラリアンは彼らを起こしに行くことができます。さて、ではまず、何に尋ねることにしますか?」
    「あの……確か、まずは百科事典から、って言ってました」
    「誰が?」
    「……え?」
    「ああ、失礼。それはあまり重要ではありませんね。今の場合も、もちろん百科事典に当たります。何故なら……百科事典は生物学事典ではないからです。ちょっと失礼。……この巻から「ライオン」の項を開いて下さい。索引から引くのが常套ですが、今は少しばかり、劇的な効果を加えたいので。いえ、こちらの話です。……百科事典は、必ず複数、引くべきです。そして、今回の『問い』ほど、その理由が明らかになる事例はないと言えるでしょう。事実、例えばライオンに関する生物学的知見について言えば、同時代に編まれた百科事典同士を比較しても、さほど差がある訳ではありません。私たちもそのような期待はしていない。しかし、人がライオンをどのようなものとして捉え考えてきたのか、どの時代のどの社会でライオンはどんなシンボルであったかについては……無論、これは生物学事典に載せるべき事項ではありません……あまりに広大かつバリエーションに富んでいるので、何を拾い上げどのように解説するかは、言わばそれぞれの百科事典の腕の見せどころです。論より証拠、まずは比べてみましょう。『日本大百科全書』(小学館)のライオンの項目です。5章立てで最後に「5.民俗」というのがあるはずですが、読み上げてもらえますか?」
    「あ、はい。
    百獣の王とよばれるライオンは、力の象徴として、しばしば王、王権、さらにはカトリック教会における神、聖人(聖マルコは有翼のライオンによって表される)などと結び付けられてきた。……(中略)……ライオンは、人間界における力の保持者と対比されるだけでなく、ライオンの具現する破壊力をもしのぎ、それを統御する者を際だたせる象徴でもある。……(中略)……恩恵をもたらすと同時に破壊力をもつ太陽との関係は、古代エジプトの太陽神ラーとライオンの結び付きにもみられ、太陽の通路の地下トンネルへの入口と出口はライオンによって守護されているとされていた。門、境界の守護者としてのライオンは、ミケーネの獅子門、ヒッタイトの首都ハットゥシャ(ボアズキョイ)の獅子門、さらには、ヨーロッパ、ロマネスク教会の入口に施された悪者を倒すライオンの像にもみられる。アフリカ各地に、ライオン人間(あるいは獣人間)の秘密結社が存在していたとされ、ときには、王や首長の権力の乱用をチェックするために力を行使する一方、残忍な方法で人を殺害し食人をも行う悪人の結社として、恐怖の対象ともなった。ここにも、ライオンのイメージの両義性をみることができよう』。
    支配する力と破壊する力、門、境界の守護者、ライオン人間……ライオンの口から水が出るという話は載ってないですね」
    「ありがとうございます。では私は『世界大百科事典』(平凡社)から。【文化史】というくくりに[古代西洋文化とライオン]と[象徴と伝承]とがありますが、[象徴と伝承]だけを引きましょう。これだけでも随分長いのです。
    獣類中もっとも勇敢でもっとも高貴な性質をもつとされるライオンを〈百獣の王〉とする伝統は古い。……(中略)……深傷を負ったときはサルを食って傷をいやし,つねに山の頂上にすんで下界を見据えており,その目でにらみつけられた獲物はすくんで動けなくなる。……(中略)……また牛あるいはユニコーン(一角獣)を相手に激しく闘うといわれる。ドラゴン(竜)とも敵どうしで,両者が戦えば相打ちになる。
     古代エジプトでは,太陽がしし座にはいる8月にナイル川の増水が始まるため,泉や水源にライオンの頭を模した彫刻を飾った。この風習がギリシア・ローマに伝わり,口から水を吐くライオンの意匠が浴場などに使われるようになった。こうして太陽と関連づけられたライオンは,エジプトでは人面でライオンの体をもつスフィンクス,アッシリアでは有翼のライオンとして神格化され,いずれも力と知恵の象徴となった。これらの神格化はキリスト教にとり入れられてダニエルのテトラモルフtetramorph(《ダニエル書》7章参照)のような表象に用いられた
    』。
    まだまだ続くのですが、私たちの『問い』には、ここまででよいでしょう」
    「うわ、すごい。『答え』そのものです!」
    「いえ、まだ捜索のとっかかりです。ですが、いくつかの手がかりはつかめました。実は『世界大百科事典』は、そこから項目を拾い上げただけで『架空人名事典』が編めるほど、こうした象徴的事項の説明に力を注いでいるのです。言わば『得意分野』のひとつだったので、勝算はありました」
    「あらかじめ予習してあったみたいでした。まさか、百科事典の内容が全部、頭に入っているんですか?」
    「そんな、もったいない! ジテン(事典/辞典)は、自分が知っていると思い込んでいる事項を引くときが、一番楽しいのです。何故なら、私たちが求めているのは。知識そのものではなく、私たちを否応無く《知ること》へと押しやる、そんな不意打ちだからです。ほら、不意打ちをくらった一人、彼が戻って来ましたよ」

    「あれ、先生? どうして彼女と?」
    「あなたが放っていったからです。それと『先生』はやめて下さい。持っているのは何ですか?
    ・倉石あつ子, 小松和彦, 宮田登編『人生儀礼事典』 -- 小学館, 2000.4, 253p. NDC8:385
    ・サンマーク出版編集部編『シミュレーション・ブック 断る!―上手に「NO」と言えるコツ』-- サンマーク出版, 1995.9, 190p. NDC8:159
    ・勝間和代著『断る力 (文春新書)』 -- 文藝春秋, 2009.2, 295p. (文春新書 ; 682) NDC8:159
    ・ブレイトマン, ハッチ著:東山紘久訳『断る!技術―この「6つのNO」があなたの人生を変える!』-- 三笠書房, 2003.10, 221p. NDC8:361.454
    ・雨宮利春著『絶妙な「断り方」の技術―ストレスを無くし、信頼関係を築き、損をしない「NOの言い方」 (アスカビジネス)』 -- 明日香出版社, 2007.6, 179p. NDC8:361.454
    ・福田健著 『シコリを残さない頼み方・断り方 55の法則』-- 大和出版, 1996.12, 227p. NDC8:809.2
    ・生活研究サークル著 『そのまま使える頼み方・断り方のすべて』-- 池田書店, 1989.8, 206p. NDC8:809.4
    ・陶智子, 綿抜豊昭監修 『文献選集近代日本の礼儀作法 昭和編(全5巻)』-- 日本図書センター, 2008.6 第4巻「昭和女子作法の栞」「少年・少女正しい礼法」「国民学校児童用礼法要項」の複製 NDC8:385.9……」
    「えーと、あの……」
     君は口ごもり、彼女は思わず吹き出す。
     司書はやれやれといった風に話し始める。
    「あなたにこんなユーモアのセンスがあったとは驚きです。いや、むしろ彼女の笑い声に救われたと言うべきでしょう。ともあれ、課題が明らかになったのは喜ばしいことです。そして、この件に関してコーチは彼女にお願いするのが最善でしょうね」




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