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映画のことならネットで十分だ、とあなたは思っているかもしれない。
まず、The Internet Movie Database(略称:IMDb) http://www.imdb.com/ がある。
こいつは、出演俳優や監督、あらすじやレヴューはもちろん、作品内における小さな間違いやサウンドトラックのリスト、アスペクト比まで仔細漏らさず提供してくれる。
おまけに映画ばかりか、テレビ番組やビデオゲームまで手を広げている。
そしてallcinema ONLINE http://www.allcinema.net/prog/index2.php がある。
元々は日本で紹介された洋画を紹介するものだったが、現在は日本映画もカバーしている。日本で劇場公開、あるいはテレビ放映、ビデオグラム発売された映画、テレビ映画、一部テレビドラマを対象に、スタッフ、俳優、ストーリー、キャッチコピー等が作品ごとに記述されている。
むろんキネマ旬報データベース http://www.kinejun.jp/がある。
1919年(大正8年)7月の「キネマ旬報」誌の創刊以来、巻末に毎回掲載されて来た新作映画紹介は、詳細なスタッフ、キャスト表に加え大部分はストーリーの結末まで記されており、長きにわたる歴史の蓄積故に、量質ともに映画の一大データーベースとなっている。
さらに日本映画データベース http://www.jmdb.ne.jp/ がある。
キネマ旬報データベースには発刊以前の情報が当然ながら存在しないが、日本映画データベースは1899年からのデータが記載されており、日本映画創成期20年分の欠落を補完してくれる。
また、日本映画だけでなく、第二次世界大戦前後に日本の映画人が関わった満州国や中華民国等との合作映画、同様に戦後人材交流のあったショウ・ブラザーズ等の香港映画についても、日本の映画人が関わったものもフォローしている。
英語なら、まだまだ、こんなにある。http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Online_movie_databases
しかし、ある映画について《書かれたもの》を捜すなら、
International Dictionary of Film and Filmmakers
という本を見る。
1.Films
2.Directors
3.Actors and actresses
4.Writers and production artists
の4巻立てで、
Filmsの巻なら、映画の一本ずつについて、出版されているその台本から、その映画について論じている著作と論文を一通りさらっている。研究論文だけでなく、その出演した俳優の自伝の中で、その映画に触れている箇所があるなら、それも拾ってある。
以下、同様に
Directorsの巻なら、監督のひとりずつについて、
Actors and actressesの巻なら、俳優・女優のひとりずつについて、
Writers and production artistsの巻なら、脚本家、プロデューサーなど一人一人について、
そこそこ長い解説文とともに、かなり充実した参考文献リストがついている。
もちろん遺漏はあるだろうけれど、
ある映画について、監督について、俳優について、脚本家その他について、
研究しようというなら、先行研究や参考資料は、この本でわかる。
オンライン版もあって、フィルム・スタディーズのコースがある大学なんかでは、当然ライセンス契約してたりする(日本の大学でしてるかは知りません)。
1巻1000ページを超えるとはいえ、たった4巻でこんなのがつくれてしまうのは、映画が100歳と少しという年齢だからだ。
とはいうものの、この辞書は2004年に第4版が出ていて、版を重ねるごとに増大してきてる)。
ジョルジョ・サドゥールはその長大な『世界映画全史
』(これもいい本だ、あまりにフランス/ヨーロッパ中心だと批判もあるけれど)をこう結んでいる。
「映画はまだ、その未来の明け方を迎えていないのである」
まず、The Internet Movie Database(略称:IMDb) http://www.imdb.com/ がある。
こいつは、出演俳優や監督、あらすじやレヴューはもちろん、作品内における小さな間違いやサウンドトラックのリスト、アスペクト比まで仔細漏らさず提供してくれる。
おまけに映画ばかりか、テレビ番組やビデオゲームまで手を広げている。
そしてallcinema ONLINE http://www.allcinema.net/prog/index2.php がある。
元々は日本で紹介された洋画を紹介するものだったが、現在は日本映画もカバーしている。日本で劇場公開、あるいはテレビ放映、ビデオグラム発売された映画、テレビ映画、一部テレビドラマを対象に、スタッフ、俳優、ストーリー、キャッチコピー等が作品ごとに記述されている。
むろんキネマ旬報データベース http://www.kinejun.jp/がある。
1919年(大正8年)7月の「キネマ旬報」誌の創刊以来、巻末に毎回掲載されて来た新作映画紹介は、詳細なスタッフ、キャスト表に加え大部分はストーリーの結末まで記されており、長きにわたる歴史の蓄積故に、量質ともに映画の一大データーベースとなっている。
さらに日本映画データベース http://www.jmdb.ne.jp/ がある。
キネマ旬報データベースには発刊以前の情報が当然ながら存在しないが、日本映画データベースは1899年からのデータが記載されており、日本映画創成期20年分の欠落を補完してくれる。
また、日本映画だけでなく、第二次世界大戦前後に日本の映画人が関わった満州国や中華民国等との合作映画、同様に戦後人材交流のあったショウ・ブラザーズ等の香港映画についても、日本の映画人が関わったものもフォローしている。
英語なら、まだまだ、こんなにある。http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Online_movie_databases
しかし、ある映画について《書かれたもの》を捜すなら、
International Dictionary of Film and Filmmakers
という本を見る。
1.Films
2.Directors
3.Actors and actresses
4.Writers and production artists
の4巻立てで、
Filmsの巻なら、映画の一本ずつについて、出版されているその台本から、その映画について論じている著作と論文を一通りさらっている。研究論文だけでなく、その出演した俳優の自伝の中で、その映画に触れている箇所があるなら、それも拾ってある。
以下、同様に
Directorsの巻なら、監督のひとりずつについて、
Actors and actressesの巻なら、俳優・女優のひとりずつについて、
Writers and production artistsの巻なら、脚本家、プロデューサーなど一人一人について、
そこそこ長い解説文とともに、かなり充実した参考文献リストがついている。
もちろん遺漏はあるだろうけれど、
ある映画について、監督について、俳優について、脚本家その他について、
研究しようというなら、先行研究や参考資料は、この本でわかる。
オンライン版もあって、フィルム・スタディーズのコースがある大学なんかでは、当然ライセンス契約してたりする(日本の大学でしてるかは知りません)。
1巻1000ページを超えるとはいえ、たった4巻でこんなのがつくれてしまうのは、映画が100歳と少しという年齢だからだ。
とはいうものの、この辞書は2004年に第4版が出ていて、版を重ねるごとに増大してきてる)。
ジョルジョ・サドゥールはその長大な『世界映画全史
「映画はまだ、その未来の明け方を迎えていないのである」
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